今回は、「JSON」についてご紹介させて頂きます。
「JSON」とは、「JavaScript Object Notation」の略で、オブジェクトを表記するための、テキストベースの形式になっているものになります。
本来はJavaScriptと他の言語を連携させるためのものでしたが、現在は様々な用途で使用されています。
「オブジェクト」と名前が付いているように、テキストデータでありながらオブジェクト構造のデータを持つことが出来るため、軽量であることがより多くのシーンで使用される理由の一つになります。
色々と魅力のある「JSON」ですが、ここでは簡単な使い方のみご紹介させていただきます。
JSONの構造
[ { "name" : "太郎", "age" : "30", "address" : "Tokyo", "interests" : "野球" }, { "name" : "花子", "age" : "33", "address" : "Kanagawa", "interests" : "水泳" }, ]
「JSON」の構文は、オブジェクトの構文と非常に似ています。
「{ “名前” : “値” }」という形式で記述されます。
記述の際は、以下の点に注意してください。
- 「名前」、「値」は「”(ダブルクオテーション)」で囲むこと
- メソッドは記述することが出来ない
使い方
JSのオブジェクトをJSONに変換する
const person = { name : '太郎', age : '30', address : 'Tokyo', interests : '野球' }
まずシンプルなJSのオブジェクトを作成します。
このオブジェクトを、「JSON.stringify()」メソッドを使って、「JSON」に変換します。
const person = { name : '太郎', age : '30', address : 'Tokyo', interests : '野球' } let jsonData = JSON.stringify(person); console.log(jsonData); {"name":"太郎","age":"30","address":"Tokyo","interests":"野球"}
コンソールにJSONに変換されたデータが表示されているのを確認してください。
JSONをJSのオブジェクトに変換する
let newPerson = JSON.parse(jsonData); console.log( newPerson); {name: '太郎', age: '30', address: 'Tokyo', interests: '野球'} address: "Tokyo" age: "30" interests: "野球" name: "太郎" [[Prototype]]: Object
JSONをオブジェクトにするには、「JSON.parse()」メソッドを使用します。
先程JSONにしたデータを、オブジェクトに変換してみます。
式はとても簡単で、
「let newPerson = JSON.parse(jsonData);」
と書くだけです。
コンソールには、無事、オブジェクトに変換されたデータが表示されています。
あとがき
とても簡単な説明になってしまいましたが、JSONの学習で覚えておいてほしいのは、JSONはテキストデータ(文字列)であるということです。
初めてJavaScriptを学習される方が、すぐに使用することはないかもしれませんが、他の言語でも幅広く使用されているものですので、概念だけはしっかりと抑えておきましょう。
JSONについてもう少し詳しく学習してみたい方は、以下のサイトをご参照ください。
今回も最後までお読み頂きありがとうございました。